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救急法講習会を実施しました!
令和7年2月3日(月)
74期1学年を対象に、「救急法講習会」を実施しました。「PUSHプロジェクト」から講師の方をお招きし、心臓突然死の仕組みやAEDの使い方について学ぶとともに、実践的な心肺蘇生法の練習を行いました。
突然の心停止を“自分ごと”として考える
講習会は、心臓突然死に関するメッセージビデオの視聴から始まりました。この映像を通じて、生徒たちは「心停止は決して他人事ではなく、誰にでも起こりうる」という現実を深く理解し、自分自身が救命の場に立ち会う可能性について真剣に考えるきっかけとなりました。
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心臓突然死とAEDの重要性を学ぶ
続いて、講師の方から心臓突然死の特徴や仕組みについて詳しく説明していただきました。また、AED(自動体外式除細動器)がどのように心臓を正常なリズムに戻すのか、なぜ迅速な使用が重要なのかを学びました。
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実践!心肺蘇生法
今回の講習では、実際に体験しながら救命処置の流れを学びました。
①呼吸の確認
倒れている人を発見したら、まず意識と呼吸の有無を確認します。このとき、"死戦期呼吸"(あえぐような異常な呼吸)が見られる場合も、心停止と判断して行動を開始することが大切だと学びました。
②胸骨圧迫(心臓マッサージ)
「あっぱくん」という専用の人形を使い、胸骨圧迫の練習を行いました。
「強く、速く、絶え間なく」押し続けることが重要です。
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胸骨圧迫の練習の際には、真ん中のハートを用いました。
正しく押せると音が鳴るようになっていました。
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生徒はどんどん上達していきました。
③胸骨圧迫の交代
救助が長時間に及ぶ場合、圧迫のリズムが乱れないよう、交代のタイミングや声掛けの練習もしました。
④AEDの理解と実践
AEDのパッドを貼る位置や、ショックが必要か不要かを判断する仕組みについて学びました。デモ機を用いて、実際に音声ガイドに従いながらAEDを操作する体験も行いました。
また、シナリオを設定し、救助の流れを確認する実践練習も実施しました。
シナリオ1:ショックが必要なケース → AEDが電気ショックを指示する場合
シナリオ2:ショックが不要なケース → 胸骨圧迫を続ける必要がある場合
どちらのケースでも、「救命の手を止めない」ことが重要であると再確認しました。
救命の場に立ち会ったら…
講習の最後には、講師の方から「完璧にできなくてもいい。とにかく勇気をもって行動することが大切」というメッセージをいただきました。
また、救命処置で大切なのは「3つのPUSH」だと教わりました。
✅ 胸を押す(胸骨圧迫を行う)
✅ AEDのボタンを押す(ためらわずに使用する)
✅ 自分の背中を押す(勇気を出して行動する)
命を救うために、一人ひとりが「できること」を持ち帰ることができた講習会となりました。
一緒に救命のこころを広げよう!
今回の講習を通じて、生徒たちは「もし自分がその場にいたら?」という意識をもち、救命の大切さを実感しました。AEDは誰でも使える装置です。困っている人がいたら、ためらわずに行動できる勇気をもつことが何よりも大切です。
「救える命を、救うために」
私たち一人ひとりが救命の心を広げていきましょう!