JICA研修員6名からアフリカの国や文化を通して多角的な見方・考え方を学びました!(江風グローバル研修)
異文化理解サイエンスワークショップ
(江風グローバル研修③)
令和7年1月15日(水)にJICAから6名(ナイジェリア連邦共和国2名、ジブチ共和国1名、ケニア共和国1名、コンゴ民主主義共和国1名、マダガスカル共和国1名をお招きしてワークショップを開催しました。2年生の江風グローバル研修班74名が参加し、研修員の方々の国や文化やキャリアについてお話をいただいたり、現在行っている生徒の課題研究に対して質問やアドバイスをしていただきました。
1. JICAの活動内容や国際協力について知る。
生徒のコメント
・国際協力とは国と国とがその国の目標のために力を合わせることであり、一方的に何かを教えたり、与えたりすることではないと分かった。
・進んだ技術を発展途上国に提供するのではなく、現地でもできることや現地にあるものを使ったアイディアを提案することが大事だと思った。高校生のアイデアも取り入れられていると知った。
・国際協力において技術提供などをするとばかり思っていたが、現地の技術を逆輸入する場合もあることを知り、少し驚いた。
・問題をどうやって解決するかを考えるとき、その地域で出来ることに限定してしまいがちだが、新しい技術をどんどん取り入れることも大事だという話を聞いて、解決方法よりも導入したものをどうやって定着させるかを重視すべきだと思った。
2. 研修員の国、文化、キャリアを知る。
生徒のコメント
・アフリカの国々の歴史や文化、現在日本の大学で行っている研究について聞くことができた。まだまだ知らないことが沢山あったので、他の国にも興味を持ちながら過ごしていきたいと思った。
・研究員の母国についてのプレゼンテーションでは、国の魅力をたくさん知ることが出来て嬉しかった。特に場所や地域に合わせて話す言葉を変えているのは、日本語しか話せない私にとっては想像できない感覚なのだろうなと思った。
・研修員のプレゼンテーションを見て、大きな声でゆっくり、聞き手に問いかけたりすることが大事だと思った。次のプレゼンテーションに活かしていきたい。
3.研修員に質問しよう。
生徒のコメント:
・文化や生活、違う価値観や環境で育った研修員の方と話すことができ、たくさんの新しい知識を得ることがとても楽しかった。
・日本文化に驚いたことや現在の研究を始めた理由など彼らの研究への情熱に触れることができた。
・質疑応答の時には、些細な質問でも相手とコミュニケーションをとることが一番大切だと感じた。
・思ったことをすぐに英語にできず勉強不足を感じた。しかし、相手が理解してくれて答えてくれたときは嬉しかったので、今後もためらわずに英語で話しかけていきたい。
4.課題研究を紹介しよう。
生徒のコメント
・ポスターは聞き手の立場になって作成する必要があると思った。研修員に教えてもらったことを生かして、より相手に興味を持ってもらえるように努めたい。
・研修員たちのプレゼンと比べると、自分たちの文字量の多さを実感した。いかに短い文章をポスターに書き、具体的なことを口頭で話すことが大切かを身をもって知った。
5.全体を通して
生徒のコメント
・普段から様々な英語を聞くことが大事だと分かった。
・研究紹介では、伝えたいことを伝えられず悔しかった。
・研修員からのアドバイスで、より完成度の高い発表のイメージを掴むことができたので、次回の発表ではもっと相手にはっきりと伝えることができると思う。
・英語での発表はスラスラ読めることが大切なのではなく、相手に伝えようとする姿勢が最も大切だと分かった。
・聞き手が何を理解していて、何を理解していないのかを相手の立場になって考えることが重要だと思いました。
・原稿ばかりを見て聞き手とのアイコンタクトがほとんどできなかった。次回は聞き手の心に届くような発表にしたい。
予告
令和7年2月4日(火)午後 JICA 研修員10名が来校し、3月に実施されるSSH課題研究成果発表会に向けた英語ポスター発表練習を行います。